長女が生まれたとき、妻の親戚が住友生命の営業をしていた。
お祝いに来てくれた日、気がついたら1時間、学資保険の説明を聞いていた。断る理由も思いつかなかった。「子供のために貯めるなら学資保険」という空気があった。なんとなく、そういうものだと思っていた。
毎月1万円。契約した。払い続けた。
4年後、私はその保険を解約した。10万円の損を出して。
学資保険とNISA、18年後の差額は118万円
解約のきっかけは、リベ大(両学長)のYouTubeだった。動画の中で両学長は言っていた。「学資保険の返戻率は105〜110%程度。20年かけてわずかしか増えない。同じお金をインデックス投資に回せば、長期では圧倒的に差がつく」
気になって自分でも計算してみた。毎月1万円を18年間払い続けた場合の比較だ。
| 元本 | 受取額 | 利益 | |
|---|---|---|---|
| 学資保険(返戻率107%) | 216万円 | 約231万円 | 約15万円 |
| NISA・S&P500(年利5%) | 216万円 | 約349万円 | 約133万円 |
差額:約118万円。18年間、毎月同じ1万円を払い続けて、受け取れる金額が118万円も違う。これを見たとき、続ける理由が見つからなかった。
10万円の損を出して、解約した
計算はわかった。でも解約には勇気がいった。「払い込んだお金が戻ってこない」という事実は、やっぱり気持ち的につらい。しかも保険の担当者は妻の親戚だ。
それでも決断した。10万円の損より、これから先の118万円の差のほうが大きい。過去の損より、未来の選択を優先した。
2021年3月。学資保険を解約し、解約返戻金と手元の貯金をまとめてNISAのS&P500インデックスファンドに一括投資した。
設定したら、あとは何もしなくていい
それからの積立は、NISAの自動積立設定を使っている。毎月決まった日に、決まった金額が自動で買い付けられる。私は何もしない。確認もしない。ただ口座残高が毎月少し増えていく。
2026年現在の楽天証券の口座画面がこれだ。

時価評価額:465万円。含み益(評価損益):+187万円。これまでに売却した分の実現益が+107万円あるので、トータルでは+290万円以上の利益になっている。
学資保険を続けていたら今頃いくらになっていたか。もう考えないようにしている。
保険は「最低限」でいい
今、私が入っている保険はこれだけだ。
- 収入保障保険(死亡・高度障害のとき、60歳満了まで毎月10万円)
- 火災保険
- 自動車保険
医療保険も、がん保険も、学資保険も入っていない。子供が3人いてこれだけだ。日本人は保険に入りすぎている。毎月何万円もの保険料を払い、もらえるかどうかわからない保険金を待つより、その分をNISAに積み立てたほうが、10年後・20年後の資産は確実に大きくなる。
保険は「万が一の損失を補填するもの」であって、「お金を増やすもの」ではない。増やしたいならNISAを使うべきだ。
投資残高が「保険代わり」になる
465万円という資産があることが、精神的な安定につながっている。病気で少し仕事を休んでも、急な出費があっても、「まあなんとかなる」と思える根拠がある。
投資残高そのものが「いざとなれば売れる資産」として機能している。これが本当の意味での生活の安定だと思っている。
まとめ:子供が生まれたら最初にやること
保険の営業マンが来ても、話を聞くだけは聞いていい。ただ、サインする前に一度だけ立ち止まってほしい。
「この保険料を毎月NISAに積み立てたら、18年後にいくらになるか?」
その計算をしてから決めても遅くない。保険の見直しに迷ったら、まずリベ大(両学長)のYouTubeを見てほしい。学資保険で10万円を損した私が言うから、少しは信憑性があると思う。
動画より本のほうがいい人には、両学長の『お金の大学』を。保険の章だけでも、読む価値がある。
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このブログでは、母の4000万円(現在1.5億円)の運用と、私自身の投資経験を書いています。始まりは第1話「4000万円をどうするか、母から相談された話」から。全話一覧はこちら。


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